日本橋スマートクリニック公式ブログ

禁煙・生活習慣病の治療や知識について発信しています

禁煙することによって得られる健康面でのメリット

喫煙・タバコは健康によくないとご存知の方は多いと思いますが、喫煙が原因となるのはがんの他にも、慢性閉塞肺疾患(COPD)、慢性腎臓病(CKD)、糖尿病など多くの病気があることはご存知でしょうか。
そのため、禁煙の大きなメリットの1つは色々な病気から健康な身体を保持し、快適な毎日を送れることと言えるでしょう。

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日本国内で喫煙が引き金となって発病し、死亡に至った人数は年間で13万人に上ると推定されており、高血圧や高血糖などを上回ります。タバコ対策が非常に重要であると言われている理由が分かって頂けるかと思います。
タバコが引き起こすこれらの病気を予防する為、又発症してしまった場合には重症化を防ぐ為、禁煙は非常に重要です。

発がんの最も大きな危険因子が喫煙

がんは医学が進歩し続けている現代においてもなお、完治率の低い恐ろしい病気ですが、がんを発病する最も大きな危険因子が喫煙です。がん全体の4割が喫煙が原因として寄与していることが分かっています。
特に、肺がん、喉頭がん、消化性潰瘍の場合の発症率は、全体の約7割にもなります(男性の場合)。この理由は、タバコには60種類以上の発ガン性物質が含まれており、これらの化学物質がDNAを損傷したり、体内に炎症を起こしたりして身体にダメージを与えるからです。
国際がん研究機関が公表している発がん性についての分類では、タバコはアスベストやダオキシンなどと同じ「ヒトへの発がん性を示す十分な証拠がある」というグループに分類されています。さらに、喫煙者本人だけではなく、周囲の人への悪影響もあるとしています。
慢性閉塞肺疾患(COPD)発病の最大の原因も喫煙

有害物質によって肺に炎症がおこり、呼吸がしにくくなる慢性閉塞肺疾患(COPD)は、患者の9割以上がタバコ・喫煙が原因と言われています。
慢性閉塞肺疾患(COPD)になっても喫煙を続けていれば治療の効果は上がらず、重篤な事態に繋がります。

慢性腎臓病(CKD)を重症化させる原因は喫煙

腎臓の機能が低下し、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の重大な危険因子になる慢性腎臓病(CKD)を発症する喫煙者の割合は、喫煙しない人に比べて約2倍にも上ります。
また喫煙者の場合喫煙しない人に比べて重症化する率も高い為、心血管疾患を引き起こすリスクがあります。

糖尿病の発症率と喫煙本数は比例

喫煙は、糖尿病を発症する大きな原因でもあります。タバコの喫煙本数が多いほど糖尿病を発症しやすく、喫煙者では非喫煙者の1.4倍、20本以上の喫煙者では1.6倍かかりやすいという報告があります。

すでに発症している人にとってはインスリンの吸収が十分におこなわれないため治療の効果が上がらないばかりか、腎障害をさらに悪化させて合併症を引き起こす原因ともなり、やがて慢性腎臓病(CKD)そして心血管疾患と病状が進行していきます。
命に関わる病気の予防の為、または現在の病状を悪化させない為、禁煙はとても大切です。
タバコは危険と知っていても禁煙には至らなかった方も多いのではないでしょうか。




タバコ・ニコチンは強い依存性を持っているため、自分の力だけでは依存を断ち切ることは難しいのが実情です。禁煙外来で、医師や医薬品のサポートを適切に受け、タバコへの依存を減らしていくことが禁煙成功には大切です。
日本橋スマートクリニックでは、禁煙治療・禁煙プログラムを専門とする医師がいるほか、夜間診療や事前予約で待ち時間を減らすなど、日中は忙しい方でも受診しやすい環境整備に努めています。この機会に医師と医薬品のサポートを受けて取り組む禁煙外来をご検討ください。

日本橋スマートクリニック -禁煙治療/生活習慣病等の診療・遠隔診療- – 禁煙外来・生活習慣病外来は日本橋スマートクリニック|三越前 人形町 日本橋の内科。平日は18時~20時 夜間診療、土曜も14時~16時診療

禁煙補助薬の内服方法と副作用について~チャンピックスとニコチネルTTS(ニコチンパッチ)について~

禁煙を始めると、特に自力で挑戦する場合、ニコチンの離脱症状が生じやすくなります。離脱症状の代表例としては喫煙への強い欲求、イライラ、抑うつ、落ち着きのなさ、集中困難などがあります。

離脱症状の多くは禁煙後4週間以内におさまることが多いですが、食欲亢進や便秘など2カ月以上続く場合もあります。
これらの離脱症状を抑えて禁煙を継続・成功し易くするために、禁煙補助薬があります。市販薬のニコチンガムやニコチンパッチのほか、医療機関(病院、診療所・クリニック)で禁煙外来を受診すると医療用医薬品の処方を受けることが出来ます。医療用医薬品にはチャンピックスニコチネルTTSがあります。

チャンピックスとは?

チャンピックスはどのように作用して禁煙を助けてくれるのでしょうか? タバコを吸うと、タバコの中のニコチンが脳内のニコチン受容体という部分に結合して、快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。

チャンピックスはこの受容体に結合し、ニコチン受容体とニコチンの結合を防ぎ、快感物質であるドパミンの放出を減少させます。それにより禁煙に伴うイライラなどの離脱症状やタバコに対する切望感が減少します。

使用方法としては、禁煙の開始予定日を決め、その1週間前から服用を開始します(経口薬)。1日目から3日目は0.5mg錠を1日1回、4日目から7日目は0.5mg錠を朝・夕食後の1日2回内服、8日目から12週終了までは1mg錠を朝・夕食後の1日2回内服します。
チャンピックスの臨床成績は、ファイザー社が公表している添付文書に記載があります。国内後期第Ⅱ相用量反応試験において、禁煙を希望する喫煙者を対象とした12週間投与の二重盲検比較試験では、

  • 第9~12週の4週間持続禁煙率は、チャンピックス1mg1日2回投与群で65.4%(85/130例)、プラセボ群で39.5%(51/129例)であり、プラセボ群と比較して統計的に有意に高い結果でした
  • 第9~52週の持続禁煙率もプラセボ群と比較して優れていました
  • さらに、プラセボ群と比較し、離脱症状・タバコに対する切望感・喫煙から得られる満足感も軽減しました

以上の臨床成績から、チャンピックスの効果は高く、禁煙の継続・成功に有用であると言えます。

ニコチネルTTSとは?

禁煙補助薬にはその他にもニコチネルTTSがあります。こちらはパッチ式の経皮吸収製剤で、喫煙時のレベルを超えない範囲のニコチンを放出し、禁煙時の離脱症状を軽減することにより、禁煙継続をサポートしてくれます。1日1枚貼付と使用方法が簡便であり、使いやすいことも利点とされています。


このように医療用医薬品は効果が高い反面、嘔気・頭痛・便秘といった副作用が生じるケースも少なからず起きています。そのため、異変が生じた際にはすぐに相談できるよう医療機関(病院・診療所等)での禁煙外来で、禁煙プログラムに取り組むことをお勧めします。


日中は忙しくて医療機関・禁煙外来に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰りや夜間に受診しやすい環境整備に努めています。禁煙外来・禁煙プログラムを専門とする医師もおります。この機会に、当クリニックでの禁煙外来・禁煙プログラムをぜひご検討ください 。


日本橋スマートクリニック -禁煙治療/生活習慣病等の診療・遠隔診療- – 禁煙外来・生活習慣病外来は日本橋スマートクリニック|三越前 人形町 日本橋の内科。平日は18時~20時 夜間診療、土曜も14時~16時診療

医療機関での治療内容(禁煙外来)と禁煙成功率

前回は医療機関(病院、診療所・クリニック)での禁煙治療について、海外との比較をご紹介しました。


禁煙補助薬(ニコチンパッチやチャンピックスなど)を使って禁煙することで、薬を使わない場合に比べて禁煙成功率が2倍~3倍高まり、さらに、医師などの医療関係者からの指導を受けると、その指導時間や回数に応じて禁煙成功率が高くなるという調査もあります。

今回は、実際に医療機関での禁煙治療の内容はどのようなものか、ご紹介していきます。

禁煙外来での禁煙治療の流れ

健康保険等を使った禁煙外来での禁煙治療では、12週間で5回の禁煙プログラムを受けます。医療機関に行くと、初めに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかチェックします。毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受ける他、息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受け、禁煙補助薬の使用を選択できます。

~禁煙外来 1回目の治療~

ニコチン依存症かどうかをチェック。
問診票や診察内容からニコチン依存症であることを確認し、たばこの体内への影響を知るために、一酸化炭素濃度を測定します。その後、医師と相談し、禁煙開始日を決定し「禁煙宣言書」にサインします。宣言書を記入することで禁煙する実感がわき、ご自身の禁煙への動機が高めることができます。医師からニコチン切れ症状の対処法などのアドバイスを受けたり、禁煙補助薬の特徴と使い方の説明を受け、自分に合った薬を選んで、禁煙治療を開始させましょう。

~禁煙外来 2回目の治療~

最初の受診日から2週間後が2回目の受診日です。
ニコチンの離脱症状(ニコチン切れ症状)が生じやすい時期であり、初回診察時の結果と比較して禁煙の効果が確認できる時期でもあります。離脱症状は禁煙後2~3週間で治まるため、根気強く頑張ってみましょう。 呼気一酸化炭素濃度の測定や禁煙のアドバイスなどを受け、禁煙を始めて不安や気になる症状が現れた方は、気軽に医師に相談しましょう。

~禁煙外来 3回目・4回目の治療~

最初の受診日から1カ月後が3回目の受診日、初診から2か月後が4回目の受診日です。
2回目の診察と同様に呼気一酸化炭素濃度測定や禁煙のアドバイスなどを受け、今後も禁煙を続けていくためのポイントを見ていきます。睡眠を十分にとり、気分転換になることをしてみるとよいと思います。

~5回目の治療~

初診から3か月後、最後の受診日です。ここで禁煙治療が完了となります。長期間の禁煙をより確実にするために、必要に応じ、チャンピックスをさらに12週間服用することができます。
医療機関での禁煙治療継続率からわかる禁煙達成


禁煙治療では12週にわたり計5回の治療を行いますが、5回受診することが禁煙を継続する上で重要となります。
全対象患者について12週間の治療終了後、9か月経過した後の禁煙状況をみると、1回目の治療で中止した後の禁煙継続は6.5%に対し、全5回の治療終了後の禁煙継続は49.1%と治療回数が多いほど、禁煙継続の割合・成功率が高くなる傾向がみられます。

このように、喫煙者の大半はタバコに含まれているニコチンによる肉体的・精神的依存の影響から自分の意思だけで禁煙することは難しいのが現状で、継続して治療に取り組むことが大切です。

「もうタバコはやめられた」と考えて、ご自身の判断で治療を中断すると、長期的には禁煙失敗につながりやすいのです。医療機関による禁煙外来・禁煙プログラムをしっかりと続けることが重要であり、禁煙の達成につながるといえます。



禁煙外来に通えない理由として、日中は忙しく通院が大変という方も多いと思います。そこで、当クリニックでは、夜間診療を実施、予約制にして待ち時間を減らすなど、なるべく継続して禁煙プログラムを続けやすい環境整備に取り組んでいます。
この機会に、ぜひ禁煙外来を利用した禁煙プログラムを試してみてください

日本橋スマートクリニック - 禁煙外来・生活習慣病外来がある 三越前 人形町 日本橋の内科

脂肪肝について

脂肪肝とは

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健康診断や検診、人間ドックなどで肝臓の数値から脂肪肝と診断される方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
脂肪肝とは、肝臓に余分な中性脂肪が蓄積している状態のことです。正常な肝臓は食事から得た糖質や脂肪から中性脂肪やコレステロールを合成し、エネルギーへと変換しています。しかし、運動不足や食べ過ぎ、飲み過ぎといった生活が続くと、消費エネルギー以上に余分な脂肪が肝臓の細胞1つ1つに蓄積し、細胞を壊してしまうのです。

脂肪肝の原因

脂肪肝の主な原因は、飲酒、肥満、運動不足、食べ過ぎ、極端な食事制限などです。
お酒の飲み過ぎにより、体内でアルコールが分解されるときに合成される中性脂肪が余分に肝臓に溜まってしまった状態のことをアルコール性脂肪肝(AFL)と言います。
また、肥満や生活習慣病とも関連が深い非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は非アルコール性脂肪肝(NAFL)と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に分類されます。
肥満になることでインスリン抵抗性を示し脂肪燃焼機能が鈍ってしまうことで、AFLと同様肝臓に脂肪が蓄積するようになります。特に非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、予後が悪いことから症状がなくても早期の治療が必要となります。
では、改善のためにどうすればいいのでしょうか?食事を制限すればいいと思いがちですが、過度な食事制限は必要以上に肝臓への負担が大きくなり、栄養障害性脂肪肝(低栄養性脂肪肝)になり得るのでこれもまた注意が必要です。

脂肪肝の症状

肝臓は痛みを感じにくい臓器である為、脂肪肝になっても自覚症状はほとんどありません。
しかし病状が悪くなると、血中の脂肪分が増加することで血流が悪くなり、体内への酸素供給や二酸化炭素、老廃物の排出循環が鈍り、疲れや筋肉痛、肩こりといった症状が出ることもあります。さらに肝機能障害が進行すると、血流障害で倦怠感や発熱、黄疸などの症状が現れます。

脂肪肝は肝硬変や肝癌に繋がる

脂肪肝を放っておくと、肝炎や肝硬変、肝癌につながる恐れがあるので、実はとても怖い病気なのです。症状がないからと安心せず、健康診断や検診、人間ドックなどで検査しAST・ALT・γ-GTPといった肝臓の数値を指摘されたことのある方は、改めて病院で受診し、医師の正しい治療を受けるようにしましょう。
生活習慣が原因の脂肪肝は改善すれば、症状は良くなります。禁酒や正しい食事制限、適度な運動は治療にとても有効とのエビデンスもあります。
日本橋スマートクリニックの生活習慣病外来では、脂肪肝治療のための治療プログラムをご用意しております。患者様の肝臓への障害の重症度の診断、それに合わせた治療計画を担当医の医師を患者様とで一緒に立てて、食事・運動を含めたトータルの生活習慣の改善に一緒に進めていきましょう。ご興味がある方は、一度当クリニックまでご相談ください。

日本橋スマートクリニックの生活習慣病外来

日中は忙しくて医療機関に通う時間がないという方も、日本橋スマートクリニックでは事前予約による待ち時間の削減に努めている他、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすいよう夜間診療を受け付けるなど、通いやすい環境整備に努めています。土曜日にも生活習慣病外来は診療しています(14時~16時)また、当クリニックの生活習慣病外来では初回診療以降、症状が安定していると医師が判断すれば、オンライン診療という形で通院頂かなくても治療を続けて頂けます。この機会にぜひご検討ください 。

日本橋スマートクリニック - 禁煙外来・生活習慣病外来がある 三越前 人形町 日本橋の内科

浩さんの脂肪肝改善記

浩さんの脂肪肝改善記は、脂肪肝と診断された架空の人物・浩さんのストーリーを通じて、脂肪肝の恐ろしさと治療法についてご理解いただくための読みものです。読みもの中にある問題に答えながら、脂肪肝について一緒に考えていくことで、生活習慣についての考えを深め、無理せずに健康になる方法を考えるきっかけになればと思い、記事を公開しています。ぜひ、お読みください。

はじめから読む

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喘息と喫煙、禁煙について

喫煙を続けることで重篤な症状に進んでしまいやすいのが、呼吸器の疾患である喘息です。
喘息を発症している人が喫煙を続けると、喘息の方は吸入薬などで治療していたとしても、喘息の悪化を止めることができず、その後、肺気腫・慢性気管支炎・COPD(慢性閉塞性肺疾患)を併発する恐れがあり、呼吸が苦しい毎日を過ごすケースに進展することも少なくありません。

喘息の原因

喘息の直接的な原因は、ダニやハウスダスト、花粉、食物などアレルゲンによって気道に生じる炎症です。
それに加えてストレスや過労、呼吸器感染症、汚染された空気、天候などが引き金となることもあります。そして、喫煙も喘息の大きな原因の一つです。
喫煙している本人だけではなく、家族、特に小児の喘息を引き起こす原因が副流煙のケースがあることは、是非知っておいて欲しいと思います。

喘息に対して喫煙が与える悪影響とメカニズム

喘息を発症すると気道に炎症が起きて気管支の粘膜が敏感になり、気道が狭くなってしまいます。そのため、咳が出たり呼吸困難になったりするのですが、このような状態の時に喫煙をすると、喘息は一気に悪化します。
理由は、喫煙によってより血管から沁みだした血液内の成分が粘膜に張り付いて気道の内側に溜まってしまう為、炎症が進んでしまったり、粘膜自体がむくんでしまったりするからです。
始めのうちは気管支の炎症だけですが、喘息の症状が進むと肺の機能が低下が進行し、COPD(肺慢性閉塞性肺疾患)も併発するようになります。
COPD(肺慢性閉塞性肺疾患)とは、二酸化炭素と酸素の交換を行う肺胞が破壊されてしまい、息切れ・咳・痰を引き起こす肺気腫や、咳や痰が繰り返される慢性気管支炎の総称です。喫煙している人のうちの15~20パーセントも発症する呼吸器系の病気です。
階段の昇り降りなどの日常的な動作で息切れする、咳や痰が止まらないなどの症状に加えて、喘鳴や発作性呼吸困難を起こすこともあります。

禁煙の必要性

喫煙は喘息を悪化させるだけではなく、喘息の治療をしても効果を得られないということも知っておく必要があります。
咳や痰が止まらない、息切れがするなどの不快な症状を治そうと思って医療機関で治療を受けたとしても、喫煙していると治療の効果を十分に得ることが出来ません。
慢性気管支炎は喫煙をしていない人にとっても完治に時間がかかる病気で、根気よく治療を続ける必要がありますが、喫煙者にとっては「まず禁煙」が最も大切です。
喫煙する人の喘息による死亡率は喫煙しない人に比べて2倍にも上ります。そのため、出来るだけ早く禁煙すること、並行して喘息の治療を受けることが必要です。
ご家族、特に小さいお子様がいる場合には、副流煙によって被害を与えてしまう可能性が高いことも考慮頂きたい点です。
長年喫煙を続けてきた人にとって、禁煙はとても難しい問題です。「禁煙」という言葉は広く使われていますが、自分一人の力ではなかなか成功させることはできない、難しい課題です。
禁煙に取り組むだけでなく成功させる為に、気合いだけでなく専門家のアドバイスや医薬品の支援を受けて、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、日本橋スマートクリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。
医薬品と医師のサポートにより、禁煙に取り組んでみませんか?

医療機関のサポートによる禁煙:海外との比較

日本国内での喫煙による死亡者数は非常に多く、多くの人が喫煙の危険性を認知しています。にもかかわらず、医療機関(病院、診療所・クリニック)のサポートを得て治療に取り組む人は多いとは言えません。

海外との比較 -医療機関のサポートと禁煙の成功率-

アメリカ、イギリス、カナダと比べると、禁煙をするにあたってニコチンパッチやニコチンガム、ニコチン製剤などの禁煙補助薬を利用する日本人の割合はほぼ半分、医療機関の禁煙治療を受診する人はさらに低く、イギリスの3分の1程度にすぎません。

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日本国内で医療機関(病院、診療所・クリニック)のサポートを受ける人が少ない理由

理由の1つとして挙げられているのが、禁煙治療を行っている医療機関が少ないということです。禁煙治療の登録医療機関数の割合は、医療機関全体の12%に過ぎません。
電話を使って無料で禁煙相談ができるサービス(諸外国でクイックラインと呼称されるサービス)も整備されていない為、気軽に治療を始めにくいということもあげられます。
広報の面でも、医療機関や公的機関などでの情報発信が不足している為、効果的な禁煙の方法や医療機関でサポートを受けることに十分な情報を得られないということも、医療機関での治療への妨げになっていると言われています。
喫煙者が他の病気や健康診断で医療機関を受診している際に、医師等による禁煙アドバイスの実施率は約4割(医療に限ると約 3 割)と、諸外国に比べて低いと言われています。
私たち医師など医療従事者がより積極的に情報発信をしていくことも重要と考えています。
また、歯周病などの歯科治療のために禁煙が重要となることもありますが、歯科では禁煙治療は保険適用対象外であることも普及を妨げている要因かもしれません。
医療機関で禁煙治療を始めてみませんか?

このような日本での現状ですが、医療機関でサポートを受けて取り組む禁煙・禁煙外来は成功可能性を高めるために有効な手段となります。
ニコチンは強い依存性を有しているため、自分一人だけで禁煙を成功させることはとても難しいことですが、禁煙外来を受診して医師から的確なアドバイスと禁煙補助薬の処方を受けることで、禁煙による苦しい離脱症状やストレスを減らすことができます。
日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。この機会にぜひご検討ください 。

なぜ禁煙は難しいのか ~成功可能性を高めるために~

禁煙が難しい理由はタバコの依存性

ここ数十年の傾向として世界的にタバコによる健康被害が知られるようになりました。日本でも禁煙をする人が増え、公共スペースでも 喫煙ができない場所が増えてきています
タバコは本人だけではなく周囲の人にも悪影響を与えてしまう為、喫煙を続けている方の中にも、タバコを止めたい、禁煙したいと考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
また、禁煙に挑戦したものの、失敗してしまった方もいらっしゃることと思います。
自分の身体にも良くない、家族やペットの健康にも悪影響を与えるとわかっているのに、なぜ禁煙を成功させることができないのでしょうか?
それはタバコには依存性があるからです。

タバコの依存性とは?

タバコの依存性には「身体的依存」と「心理的依存」があり、禁煙をする為にはこの2つの依存性を双方とも断ち切る必要があります。

身体的 依存

身体的依存とは日常的に摂取しているタバコやアルコールや薬物などを急激に止めると、身体に不快な症状が起きてしまう為、徐々に量が増えていく状態を言います。
タバコの場合、アルコールや薬物のように急激に重篤な症状に見舞われることはありませんが、特に禁煙後まもなくはタバコを吸いたい衝動を感じたり、イライラする・ 落ち着かない・頭痛・不眠 といった離脱症状(禁断症状)が現れます 。これがタバコへの身体的依存です。
この身体的な依存性に対しては、医薬品によりある程度対処することができ、病院・クリニックで処方される医療用医薬品ではチャンピックス・ニコチネルTTS、市販薬ではニコチンパッチやニコチンガムがあります

心理的 依存

心理的依存とはタバコを吸うことが癖や習慣になっている状態です。お酒の際の一服、食後の一服、イライラしたら一服、何かとタバコを吸わないと口ざみしい、といったように生活の様々なシチュエーションに習慣的にタバコを欲する行動が心理面に刻まれている状態です。この心理的依存は、身体的依存とは異なるメカニズムのため、物理的依存に対する医薬品のみでは有効ではありません。

こうした継続的な喫煙によるニコチン接種がもたらす2つの依存性は、「ニコチン依存症」という病気です。身体的依存、心理的依存の両方を効果的に断ち切るために、禁煙外来で専門的な医師から診断とそれに基づく医薬品の処方と心理的なサポートを受けることは非常に有効です。
医薬品により離脱症状を抑えながら、日常生活に組み込まれた喫煙をどのようにして減らしていけばよいのかを適確に具体的にアドバイスしてもらえるので、禁煙を成功させる可能性が高まります。
日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。
タバコの害は喫煙年数が長引けば長引くほど体内に蓄積され、さまざまな病気を発症させる引き金となってしまいます。「餅は餅屋」。禁煙外来の禁煙プログラムで、専門家である医師の助けを効果的に用いて、1日でも早く禁煙を成功させましょう。