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朝ごはんを抜くことの落とし穴

浩さんの脂肪肝改善記(23)

この記事は、脂肪肝と診断された架空の人物・浩さんのストーリーを通じて、脂肪肝の恐ろしさと治療法についてご理解いただくための読みものです。読みもの中にある問題に答えながら、脂肪肝について一緒に考えていきましょう。
今回のテーマは、食べものにまつわるよくある勘違いについて、特に 食事を抜く・白米は良くない・健康そうなものはたくさん食べる、そんな風に思っている方に読んでいただきたいお話です。

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朝ごはんを抜くことの落とし穴

朝ごはん?食べてないなあ

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「あなた、今日も朝ごはんいらないの?」

妻の麻由美さんの声を背に、急いで駅に向かう浩さん。

新しい部署を任されてからというもの、浩さんの食生活は、昼と夕方のみというのが当たり前になっていました。

昼前には強い空腹感を感じるものの、「でも1日2食なら、食事の回数も少ないし、減量にはいいんじゃないか?」、そう思うようになっていました。

そんなある日、コンビニで目にした雑誌の表紙に、浩さんは目を丸くします。

1日2食は力士と同じ生活だった

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『太る習慣、あなたもやってない?1日2食は力士と同じ!』

それは減量特集のキャッチコピー。簡単に内容を見てみると、力士は太るために、一日の食事回数をあえて減らしていると書かれています。

「あ、でも力士は太らなきゃいけないから、高カロリーなものを大量に食べてるんじゃないだろうか。だから太るんだろう。きっとそうだ」

そう自分に言い聞かせながらも、不安で仕方がない浩さん。気がついた時には、雑誌を手にレジに向かっていました。

食事の回数を減らせば、なんとなくやせられそうな気がしますよね。でも実は、食事回数の多いほうが太りにくいのだとか。

このように、食事習慣に対する認識を勘違いしている人は少なくありません。そこで、以下の食事習慣の中から、正しいと思うものをすべて選んでください。

問題:食事習慣について、正しいものはどれでしょうか

  1. 総エネルギーが同じなら、食事の回数と品数は多いほうがいい
  2. 減量中は白米を食べないほうがいい
  3. 体に良い食べ物はとにかくたくさん食べたほうがいい

正解は...

総エネルギーが同じなら、食事の回数と品数は多いほうがいい
減量中は白米を食べないほうがいい
体に良い食べ物はたくさん食べたほうがいい

食事の回数と品数は多いほうがいい

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食事や品数は、少なければいいというものではありません。

例えば食事と食事の間隔が長ければ長いほど、体は脂肪を蓄えようとするため、太りやすくなります。また品数を限定すると、栄養バランスが偏ってしまいます。

太りにくい食事習慣とは、一日3食きちんと食べること、そして栄養バランスが偏らないよう、できるだけたくさんの品数を食べることです。

正しい食事習慣を心がけていれば、過食になりにくく、また空腹を感じにくくなります。1日2食しか食べていない人は1食増やすこと、3食食べていても、品数が少ない人は、一品でも多く食べることを目標にしましょう。

白米は適量食べれば減量の強い味方に

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炭水化物の代表格として扱われることの多い白米。食べないほうが減量にもいいといわれてることもありますが、そんなことはありません。

白米などの炭水化物に含まれる糖質は、脂肪燃焼の着火剤のような役割を果たしてくれます。また、繊維質が多く、便秘を解消するという効果も期待できることから、便秘に悩む人はぜひ取り入れたいところ。

ほかにも、甘いものを欲しがりにくくなったり、しっかり噛むので空腹を感じにくくなったりするという効果なども期待できる、まさに減量に欠かせない食べ物なのです。

ただし、同じ炭水化物でも、パン類は製造の過程で塩分や油分を多く使っているので、控えるようにしましょう。

白米は3食中2食に、100g程度取り入れるのがおすすめ。もちろん玄米や雑穀米でも同様の効果が得られますよ。

どんなものでも食べ過ぎは厳禁

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「減量には○○がいい」と聞くと、そればかり食べていませんか?

どんなに体にいいといわれる食べ物でも、食べ過ぎれば体にとって不要なものに変わってしまいます。また、栄養バランスが偏ることにもなるため、食べ過ぎは厳禁です。

「体にいい食べ物」は、適量をとるからこそ体に良い影響をもたらしてくれるもの。適量を知ったうえで食生活に取り入れましょう。

1日3食生活、始めました

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コンビニで雑誌を買ってからというもの、浩さんはいつもより少し早めに起きるようになりました。目的は朝食を食べるため。3食きっちりとるようになってからは、空腹感に悩まされることも少なくなりました。

また、朝から少なめの白ご飯と、バランスのとれたおかずを食べているせいか、少しずつ体の調子も良くなっている気がします。

「よし、今日も行ってくる!」

減量のための食事習慣の変化は、浩さんに元気も与えてくれているようです。

まとめ

  • 一日2食よりも3食規則正しく食べるほうが、太りにくい体になりやすい
  • どんなものでも食べ過ぎは厳禁。できるだけ多くの品目を食べるよう心がける
  • 白米を敬遠する必要はない
浩さんの脂肪肝改善記について

浩さんの脂肪肝改善記は、脂肪肝と診断された架空の人物・浩さんのストーリーを通じて、脂肪肝の恐ろしさと治療法についてご理解いただくための読みものです。読みもの中にある問題に答えながら、脂肪肝について一緒に考えていくことで、生活習慣についての考えを深め、無理せずに健康になる方法を考えるきっかけになればと思い、記事を公開しています。

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