日本橋スマートクリニック公式ブログ

禁煙・生活習慣病の治療や知識について発信しています

喘息と喫煙、禁煙について

喫煙を続けることで重篤な症状に進んでしまいやすいのが、呼吸器の疾患である喘息です。
喘息を発症している人が喫煙を続けると、喘息の方は吸入薬などで治療していたとしても、喘息の悪化を止めることができず、その後、肺気腫・慢性気管支炎・COPD(慢性閉塞性肺疾患)を併発する恐れがあり、呼吸が苦しい毎日を過ごすケースに進展することも少なくありません。

喘息の原因

喘息の直接的な原因は、ダニやハウスダスト、花粉、食物などアレルゲンによって気道に生じる炎症です。
それに加えてストレスや過労、呼吸器感染症、汚染された空気、天候などが引き金となることもあります。そして、喫煙も喘息の大きな原因の一つです。
喫煙している本人だけではなく、家族、特に小児の喘息を引き起こす原因が副流煙のケースがあることは、是非知っておいて欲しいと思います。

喘息に対して喫煙が与える悪影響とメカニズム

喘息を発症すると気道に炎症が起きて気管支の粘膜が敏感になり、気道が狭くなってしまいます。そのため、咳が出たり呼吸困難になったりするのですが、このような状態の時に喫煙をすると、喘息は一気に悪化します。
理由は、喫煙によってより血管から沁みだした血液内の成分が粘膜に張り付いて気道の内側に溜まってしまう為、炎症が進んでしまったり、粘膜自体がむくんでしまったりするからです。
始めのうちは気管支の炎症だけですが、喘息の症状が進むと肺の機能が低下が進行し、COPD(肺慢性閉塞性肺疾患)も併発するようになります。
COPD(肺慢性閉塞性肺疾患)とは、二酸化炭素と酸素の交換を行う肺胞が破壊されてしまい、息切れ・咳・痰を引き起こす肺気腫や、咳や痰が繰り返される慢性気管支炎の総称です。喫煙している人のうちの15~20パーセントも発症する呼吸器系の病気です。
階段の昇り降りなどの日常的な動作で息切れする、咳や痰が止まらないなどの症状に加えて、喘鳴や発作性呼吸困難を起こすこともあります。

禁煙の必要性

喫煙は喘息を悪化させるだけではなく、喘息の治療をしても効果を得られないということも知っておく必要があります。
咳や痰が止まらない、息切れがするなどの不快な症状を治そうと思って医療機関で治療を受けたとしても、喫煙していると治療の効果を十分に得ることが出来ません。
慢性気管支炎は喫煙をしていない人にとっても完治に時間がかかる病気で、根気よく治療を続ける必要がありますが、喫煙者にとっては「まず禁煙」が最も大切です。
喫煙する人の喘息による死亡率は喫煙しない人に比べて2倍にも上ります。そのため、出来るだけ早く禁煙すること、並行して喘息の治療を受けることが必要です。
ご家族、特に小さいお子様がいる場合には、副流煙によって被害を与えてしまう可能性が高いことも考慮頂きたい点です。
長年喫煙を続けてきた人にとって、禁煙はとても難しい問題です。「禁煙」という言葉は広く使われていますが、自分一人の力ではなかなか成功させることはできない、難しい課題です。
禁煙に取り組むだけでなく成功させる為に、気合いだけでなく専門家のアドバイスや医薬品の支援を受けて、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、日本橋スマートクリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。
医薬品と医師のサポートにより、禁煙に取り組んでみませんか?