読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本橋スマートクリニック公式ブログ

禁煙・生活習慣病の治療や知識について発信しています

なぜ禁煙は難しいのか ~成功可能性を高めるために~

禁煙コラム

禁煙が難しい理由はタバコの依存性

ここ数十年の傾向として世界的にタバコによる健康被害が知られるようになりました。日本でも禁煙をする人が増え、公共スペースでも 喫煙ができない場所が増えてきています
タバコは本人だけではなく周囲の人にも悪影響を与えてしまう為、喫煙を続けている方の中にも、タバコを止めたい、禁煙したいと考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
また、禁煙に挑戦したものの、失敗してしまった方もいらっしゃることと思います。
自分の身体にも良くない、家族やペットの健康にも悪影響を与えるとわかっているのに、なぜ禁煙を成功させることができないのでしょうか?
それはタバコには依存性があるからです。

タバコの依存性とは?

タバコの依存性には「身体的依存」と「心理的依存」があり、禁煙をする為にはこの2つの依存性を双方とも断ち切る必要があります。

身体的 依存

身体的依存とは日常的に摂取しているタバコやアルコールや薬物などを急激に止めると、身体に不快な症状が起きてしまう為、徐々に量が増えていく状態を言います。
タバコの場合、アルコールや薬物のように急激に重篤な症状に見舞われることはありませんが、特に禁煙後まもなくはタバコを吸いたい衝動を感じたり、イライラする・ 落ち着かない・頭痛・不眠 といった離脱症状(禁断症状)が現れます 。これがタバコへの身体的依存です。
この身体的な依存性に対しては、医薬品によりある程度対処することができ、病院・クリニックで処方される医療用医薬品ではチャンピックス・ニコチネルTTS、市販薬ではニコチンパッチやニコチンガムがあります

心理的 依存

心理的依存とはタバコを吸うことが癖や習慣になっている状態です。お酒の際の一服、食後の一服、イライラしたら一服、何かとタバコを吸わないと口ざみしい、といったように生活の様々なシチュエーションに習慣的にタバコを欲する行動が心理面に刻まれている状態です。この心理的依存は、身体的依存とは異なるメカニズムのため、物理的依存に対する医薬品のみでは有効ではありません。

こうした継続的な喫煙によるニコチン接種がもたらす2つの依存性は、「ニコチン依存症」という病気です。身体的依存、心理的依存の両方を効果的に断ち切るために、禁煙外来で専門的な医師から診断とそれに基づく医薬品の処方と心理的なサポートを受けることは非常に有効です。
医薬品により離脱症状を抑えながら、日常生活に組み込まれた喫煙をどのようにして減らしていけばよいのかを適確に具体的にアドバイスしてもらえるので、禁煙を成功させる可能性が高まります。
日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。
タバコの害は喫煙年数が長引けば長引くほど体内に蓄積され、さまざまな病気を発症させる引き金となってしまいます。「餅は餅屋」。禁煙外来の禁煙プログラムで、専門家である医師の助けを効果的に用いて、1日でも早く禁煙を成功させましょう。