日本橋スマートクリニック公式ブログ

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医療機関のサポートによる禁煙:海外との比較

日本国内での喫煙による死亡者数は非常に多く、多くの人が喫煙の危険性を認知しています。にもかかわらず、医療機関(病院、診療所・クリニック)のサポートを得て治療に取り組む人は多いとは言えません。

海外との比較 -医療機関のサポートと禁煙の成功率-

アメリカ、イギリス、カナダと比べると、禁煙をするにあたってニコチンパッチやニコチンガム、ニコチン製剤などの禁煙補助薬を利用する日本人の割合はほぼ半分、医療機関の禁煙治療を受診する人はさらに低く、イギリスの3分の1程度にすぎません。

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日本国内で医療機関(病院、診療所・クリニック)のサポートを受ける人が少ない理由

理由の1つとして挙げられているのが、禁煙治療を行っている医療機関が少ないということです。禁煙治療の登録医療機関数の割合は、医療機関全体の12%に過ぎません。
電話を使って無料で禁煙相談ができるサービス(諸外国でクイックラインと呼称されるサービス)も整備されていない為、気軽に治療を始めにくいということもあげられます。
広報の面でも、医療機関や公的機関などでの情報発信が不足している為、効果的な禁煙の方法や医療機関でサポートを受けることに十分な情報を得られないということも、医療機関での治療への妨げになっていると言われています。
喫煙者が他の病気や健康診断で医療機関を受診している際に、医師等による禁煙アドバイスの実施率は約4割(医療に限ると約 3 割)と、諸外国に比べて低いと言われています。
私たち医師など医療従事者がより積極的に情報発信をしていくことも重要と考えています。
また、歯周病などの歯科治療のために禁煙が重要となることもありますが、歯科では禁煙治療は保険適用対象外であることも普及を妨げている要因かもしれません。
医療機関で禁煙治療を始めてみませんか?

このような日本での現状ですが、医療機関でサポートを受けて取り組む禁煙・禁煙外来は成功可能性を高めるために有効な手段となります。
ニコチンは強い依存性を有しているため、自分一人だけで禁煙を成功させることはとても難しいことですが、禁煙外来を受診して医師から的確なアドバイスと禁煙補助薬の処方を受けることで、禁煙による苦しい離脱症状やストレスを減らすことができます。
日中は忙しくて医療機関に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰り・夜間や仕事の合間に受診しやすい環境整備に努めています。この機会にぜひご検討ください 。