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日本橋スマートクリニック公式ブログ

禁煙・生活習慣病の治療や知識について発信しています

禁煙補助薬の内服方法と副作用について~チャンピックスとニコチネルTTS(ニコチンパッチ)について~

禁煙コラム

禁煙を始めると、特に自力で挑戦する場合、ニコチンの離脱症状が生じやすくなります。離脱症状の代表例としては喫煙への強い欲求、イライラ、抑うつ、落ち着きのなさ、集中困難などがあります。

離脱症状の多くは禁煙後4週間以内におさまることが多いですが、食欲亢進や便秘など2カ月以上続く場合もあります。
これらの離脱症状を抑えて禁煙を継続・成功し易くするために、禁煙補助薬があります。市販薬のニコチンガムやニコチンパッチのほか、医療機関(病院、診療所・クリニック)で禁煙外来を受診すると医療用医薬品の処方を受けることが出来ます。医療用医薬品にはチャンピックスニコチネルTTSがあります。

チャンピックスとは?

チャンピックスはどのように作用して禁煙を助けてくれるのでしょうか? タバコを吸うと、タバコの中のニコチンが脳内のニコチン受容体という部分に結合して、快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。

チャンピックスはこの受容体に結合し、ニコチン受容体とニコチンの結合を防ぎ、快感物質であるドパミンの放出を減少させます。それにより禁煙に伴うイライラなどの離脱症状やタバコに対する切望感が減少します。

使用方法としては、禁煙の開始予定日を決め、その1週間前から服用を開始します(経口薬)。1日目から3日目は0.5mg錠を1日1回、4日目から7日目は0.5mg錠を朝・夕食後の1日2回内服、8日目から12週終了までは1mg錠を朝・夕食後の1日2回内服します。
チャンピックスの臨床成績は、ファイザー社が公表している添付文書に記載があります。国内後期第Ⅱ相用量反応試験において、禁煙を希望する喫煙者を対象とした12週間投与の二重盲検比較試験では、

  • 第9~12週の4週間持続禁煙率は、チャンピックス1mg1日2回投与群で65.4%(85/130例)、プラセボ群で39.5%(51/129例)であり、プラセボ群と比較して統計的に有意に高い結果でした
  • 第9~52週の持続禁煙率もプラセボ群と比較して優れていました
  • さらに、プラセボ群と比較し、離脱症状・タバコに対する切望感・喫煙から得られる満足感も軽減しました

以上の臨床成績から、チャンピックスの効果は高く、禁煙の継続・成功に有用であると言えます。

ニコチネルTTSとは?

禁煙補助薬にはその他にもニコチネルTTSがあります。こちらはパッチ式の経皮吸収製剤で、喫煙時のレベルを超えない範囲のニコチンを放出し、禁煙時の離脱症状を軽減することにより、禁煙継続をサポートしてくれます。1日1枚貼付と使用方法が簡便であり、使いやすいことも利点とされています。


このように医療用医薬品は効果が高い反面、嘔気・頭痛・便秘といった副作用が生じるケースも少なからず起きています。そのため、異変が生じた際にはすぐに相談できるよう医療機関(病院・診療所等)での禁煙外来で、禁煙プログラムに取り組むことをお勧めします。


日中は忙しくて医療機関・禁煙外来に通っている時間がない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、当クリニックでは夜間診療や事前予約による待ち時間の削減に努めており、仕事帰りや夜間に受診しやすい環境整備に努めています。禁煙外来・禁煙プログラムを専門とする医師もおります。この機会に、当クリニックでの禁煙外来・禁煙プログラムをぜひご検討ください 。


日本橋スマートクリニック -禁煙治療/生活習慣病等の診療・遠隔診療- – 禁煙外来・生活習慣病外来は日本橋スマートクリニック|三越前 人形町 日本橋の内科。平日は18時~20時 夜間診療、土曜も14時~16時診療